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九州大学大学院農学研究院
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ベトナム出張に行ってきました。

12月5日(月)から12日(月)まで,ベトナムのハノイ市とカントー市に出張に行ってきました。
今回の出張の目的は2つありました。
1つはベトナム南部カントー市にあるカントー大学を訪問し,共同研究者であり本研究室の修了生でもあるカイさんトゥさんと研究打ち合わせをすること。
2つめは,ハノイ市にあるベトナム国立農業大学の60周年記念式典に参加し,ハノイ国立農業大学に在籍している九大OBOGのベトナム人教員と情報交換すること,でした。

<カントー編>
5日に福岡からハノイ入りし,6日に国内線でカントー市に向かいました。 空港でカイさんトゥさんが迎えに来ていて下さり,本当に助かりました。その後,浮稲のフィールド調査のため,ハノイから3時間ほどかかる地域に行きヒアリング調査を行いました。また,ハノイから4時間弱かかるエコフレンドリー型エビ養殖をやっている地域にも行き,ヒアリング調査を行ってきまいた。車で移動し,船にも乗るなど移動がハードな調査でした。

【写真1:浮稲調査地でのヒアリング調査】
 
稲はフローティングライスと呼ばれる品種で,洪水の水かさによって2~4mにも伸びるそうです。詳しいヒアリングは研究内容に絡むのでここでは伏せておきますが,現場を知ることができたので,分析のイメージがしやすくなりました。

【写真2:現地のおばあちゃんとの会話】

米の品質について質問したら,わざわざ自宅から米粒を持ってきてくれました。親切にありがとうございました。


【写真3:エコフレンドリーエビ養殖場】

こちらは浮稲とは異なるリサーチサイトドです。本研究室に在籍する院生が,エコフレンドリーなエビ養殖に取り組んでいるため,そのリサーチサイトを始めて訪問しました。真ん中に生えている木がマングローブ林です。インドネシアのケースと異なり,かなり密集して植えられていることが分かります。エビの再生産量についても詳しく聞きたかったのですが,そこまで詳細なデータは内容でしたので,次回の調査で明らかにできれば面白い論文がかけるのではないかと密かに期待しています。

<ハノイ編>
ここからは,カントー市からハノイ市に再び戻り,ベトナム国立農業大学の60周年記念式典に参加しました。朝6時20分発の送迎バスにのり,到着するや否やレッドカーペットが敷いてありビックリしました。人生発のレッドカーペットを体験しました。また,式典にはベトナムの首相や農業系の大臣,教育系?の大臣なども参加しており,ベトナム国立農業大学の格の高さを再認識しました。
14時からは九州大学農学部の緒方先生と吉村先生,退官された名誉教授の長先生と江頭先生の計4名が,ベトナム国立農業大学からメダルを授与されました。長年の研究功績が認められたものですので,おめでとうございます。

【写真4:ベトナム国立農業大学60周年記念式典】

本研究室教授の矢部先生と九州大学ベトナム事務所のThuyさん。


【写真5:記念式典にてベトナムの首相からの祝辞】
 
メコンデルタを抱えるベトナムが取り組むべき国家農業プロジェクトとして5つの取り組むべき課題があると言っていまいた。詳細な情報は多くなるので割愛しますが,ベトナム農業がどのような方向性に向けて頑張ろうとしているのかがわかる為になる祝辞でした。


【写真6:ベトナム国立農業大学構内にてメダル授与式】

授与式欠席の緒方先生と吉村先生に代わり,農学研究院長である平松先生が受け取りました。