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4月29-30日と椎田あさりの消費者調査に行ってきました。

4月29日,30日と豊前市にある「うみてらす豊前」にて椎田あさりの消費者調査を行いました。調査にあたっては築上町役場産業課の福丸さんに事前に話を通し,店頭販売する際にアンケートを配布させて貰いました。

 簡単にアサリの説明をさせて頂きますと,全国のアサリの生産量は1980年代前半までは12~16万トンを生産していました。しかし,1980年代後半から減少しはじめ,2000年以降は4万トン前後で推移している状態です。一方,生産量の減少が見られた1980年代後半から輸入量が増加しはじめ(正確にはアサリの輸入量の統計データが1988年から開始),多い時では8万トン弱,現在では5~6万トンで推移しています。つまり,国内で消費されているアサリの半数以上は輸入物ということになります。

 福岡県は全国の中でもあさりの生産量が多かった地域であり,豊前海で取れる椎田あさりは品質の高いあさりとして評判でした。しかし,近年はほとんど取れなくなってしまいました。そこで築上町役場は,椎田あさりの増産,ブランド化を推進するために,昨年9月に三重県伊勢・鳥羽の漁協に漁業者さんを連れて視察に行き,アサリ生産のノウハウを学んできました。その結果,アサリの生産量は増加し,試験販売ができる段階にまで至りました(写真1)。直射日光をアサリに当てるとすぐ悪くなるため,日陰を作り,テント内で販売しました。

【写真1:販売場所の設営】



 実際に販売したアサリは,3cm以上(福岡県の基準でそれ以外は採貝してはいけない)の物であり,写真2を見てもわかる通り非常に大粒のあさりばかりでした。ちなみに飴の下にあるアサリは小粒として販売しました。

【写真2:椎田あさり】



 消費者調査を行っている最中,「うみたらす豊前」の職員さんが面白い干物を作っていたので,記念に写真を撮りました。写真3はイカゲソの手?を干物にしている写真です。イカの足は10本と言われますが,その中に2本だけ長い足?手?があるのを知っていましたか?

【写真3:イカゲソの干物作り】



~余談~
 「うみてらす豊前」には観光客が楽しめるように,陸ガメ(写真4)やカブトガニ(写真5)が展示されていました。陸ガメは気持ちよさそうに日向ぼっこをしていました。皆さんはカブトガニの血が青いことを知っていますか?また,なぜ青いのか知っていますか?理由は,血液中で酸素を運ぶ役割をはたすヘモグロビンがカブトガニにはなく,代わりに銅がその役割を担っているそうです。だから青いそうです。

【写真4:陸ガメ】



【写真5:カブトガニ】