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九州大学大学院農学研究院
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八女市一日エクスカーション

今日は環境経済学を受講している学生と当研究室の院生(希望者)を連れて八女市に行ってきました。行程は,午前中に八女市の馬場さんが経営されている水車による線香造りを見学し,午後から棚田100選に選ばれた棚田を見学し,最後に茶の文化館で八女茶を堪能してきました。

まず初めに訪れたのは,八女市北部の馬場水車場です。ここは山からの水を利用して水車を回し,乾燥した杉の葉(と樺の葉)を粉末後に線香を作っている場所です。八女市では2軒しかないそうです。写真1では経営者の馬場さんが,線香づくりの説明をして頂いているところです。線香づくりに利用する杉の葉(と樺の葉)は,馬場さんが山で伐採してくるそうです。原材料となる杉の葉と樺の葉の伐採は,荒廃する里山管理の役にも立っているのですが,特に補助や支援などはないそうです。

【写真1:馬場さんによる線香づくりの説明】



水車は朝倉の三連水車よりも大きい水車を利用しており,10馬力程度あるそうです。1日に400-500kgの粉末をすっているそうです。写真2は杉の葉を摺っている写真ですが,光度が足りないためピンボケしてしまいました(これはスマホで撮るという横着をせず,一眼レフを使えということでしょう・・・)。

【写真2:水車による製粉作業】



経営者の馬場さんは非常に気さくな方で,我々の質問に丁寧に答えて下さいました。本当にありがとうございました。

【写真3:馬場水車場前で全体集合写真】



午後からは八女市の棚田を見学しました。八女市の棚田は自然災害によって部分的に水田が決壊したようで,現在修復作業をしていました。しかし,棚田100選に選ばれただけあって,綺麗な景観でした。

【写真4:八女市の棚田】



棚田見学を終えた後は,茶の文化館へ移動し,八女茶を堪能してきました。今日は祭りと被っていたようで,写真5は今回堪能した八女茶(玉露)と和菓子です。非常にまろやかで甘みのあるお茶でした。

【写真5:八女茶と和菓子のお試しセット】




試飲後は,各自自由行動となり,買い物,見学などを楽しみました。

【写真6:八女茶体験をした留学生たち】